オオオナモミ(キク科)
オオオナモミという名を知らなくても「ひっつき虫」なら知っているという人は多いのではないでしょうか。
子どもの頃、友達に気づかれないように「ひっつき虫」を投げつけてはほくそ笑んだり、敵味方に分かれて「ひっつき虫」を弾に投げつけて遊んだりした経験をお持ちの方も多いと思います。
オオオナモミは、動物の体や人の衣服について、その種子を遠くへ運んでもらおうとしている訳で、「ひっつき虫」はそのためのオオオナモミの知恵なのです。
そのオオオナモミの知恵が、人間の生活に寄与しているというから”眼からウロコ”です。
最近、運動靴やおむつカバーなど、いろんなところで使われているマジックテープは、実は、この「ひっつき虫」の構造にヒントを得たものだというのです。
ひっつきやすく、しかも離れやすい、このトゲの先がカギ状に曲がった構造は「ひっつき虫」そのものなのです。
野の花を中心にした交流で親しくしていただいているweb友さんから「身近な雑草の愉快な生き方」(ちくま文庫・稲垣栄洋著)をいただきました。
「ひっつき虫」もその中に書かれていてその知恵に驚かされましたが、もっと驚かされた「知恵」があります。
オオオナモミの実には大小二つの種子が入っているというのです。
その大小二つの種子の大きい方は春を待って素早く発芽し、小さい方は間をおいてゆっくり発芽する性質をもっているというのです。
つまり、着地したところの状況に合わせて、少なくとも大小二つ種子のどちらかは生き残って分布を広げることができるようになっているというのです。
驚くべき知恵ではありませんか!
そのような知恵が功を奏して、オオオナモミはいたるところにその分布を広げているのです。
上記「身近な雑草の愉快な生き方」ではオナモミの「ひっつき虫からのメッセージ」として書かれていますが、そのオナモミは帰化植物であるオオオナモミにおされて、現在では殆んど見られなくなっています。
そこで、ここでは種子のつくりなど同一のオオオナモミとして紹介しました。
子どもの頃、友達に気づかれないように「ひっつき虫」を投げつけてはほくそ笑んだり、敵味方に分かれて「ひっつき虫」を弾に投げつけて遊んだりした経験をお持ちの方も多いと思います。
オオオナモミは、動物の体や人の衣服について、その種子を遠くへ運んでもらおうとしている訳で、「ひっつき虫」はそのためのオオオナモミの知恵なのです。
そのオオオナモミの知恵が、人間の生活に寄与しているというから”眼からウロコ”です。
最近、運動靴やおむつカバーなど、いろんなところで使われているマジックテープは、実は、この「ひっつき虫」の構造にヒントを得たものだというのです。
ひっつきやすく、しかも離れやすい、このトゲの先がカギ状に曲がった構造は「ひっつき虫」そのものなのです。
野の花を中心にした交流で親しくしていただいているweb友さんから「身近な雑草の愉快な生き方」(ちくま文庫・稲垣栄洋著)をいただきました。
「ひっつき虫」もその中に書かれていてその知恵に驚かされましたが、もっと驚かされた「知恵」があります。
オオオナモミの実には大小二つの種子が入っているというのです。
その大小二つの種子の大きい方は春を待って素早く発芽し、小さい方は間をおいてゆっくり発芽する性質をもっているというのです。
つまり、着地したところの状況に合わせて、少なくとも大小二つ種子のどちらかは生き残って分布を広げることができるようになっているというのです。
驚くべき知恵ではありませんか!
そのような知恵が功を奏して、オオオナモミはいたるところにその分布を広げているのです。
上記「身近な雑草の愉快な生き方」ではオナモミの「ひっつき虫からのメッセージ」として書かれていますが、そのオナモミは帰化植物であるオオオナモミにおされて、現在では殆んど見られなくなっています。
そこで、ここでは種子のつくりなど同一のオオオナモミとして紹介しました。
by asobotei
| 2013-10-23 12:08
| 阿蘇の野の花(秋)
|
Comments(2)
Commented
by
こんの
at 2013-10-23 16:47
x
マジックテープの先駆者
その仕組を真っ先に身につけた元祖
それらを考えると、どうしても「神技」(神業)を思ってしまいます
(凄いなぁ)と独り言がでます
その仕組を真っ先に身につけた元祖
それらを考えると、どうしても「神技」(神業)を思ってしまいます
(凄いなぁ)と独り言がでます
0
Commented
by
asobotei at 2013-10-23 19:32
ツクシフウロやウメバチソウのの自家受粉を回避しようとする仕組み、また、このオオオナモミの知恵!
植物たちがその子孫を残そうとする知恵には舌を巻いてしまいますね。
ホント!
凄いです。
私は、くっつきやすいばかりでなく、必要なところでは外れやすくなっているというところにも感心させられました。
植物たちがその子孫を残そうとする知恵には舌を巻いてしまいますね。
ホント!
凄いです。
私は、くっつきやすいばかりでなく、必要なところでは外れやすくなっているというところにも感心させられました。
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by asobotei
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